民間レベルで、過去を直視する重要性。
沈黙と発掘 日本とドイツを分けたもの :日本経済新聞
ドイツと日本、共に世界大戦の敗戦国であり、侵略国で、どちらの方が悪いとかは当然言えないし、戦勝国と比較してどちらが非道だったか、判断、評価は難しい。
しかしながら、いずれにせよ、数多くの人々を苦しめたのは事実であり、それは相対的に見るのではなく、絶対的な観点で見るべきなのだと思う。
そういう見方で日本は過去と向き合い、歴史の事実に直視すべきだ。
戦時に大きな関わりを持った大企業もしかりなのだろう。
グローバル経済の中で、世界に影響力を持つそういった日本企業が、歴史に真摯に向き合い、反省し、その上で世界にこれからどう貢献しようとしているのか。
過去と向き合った上での、未来を語ることが民間レベルでできたのならば、もしかしたら、言葉だけではない、行動レベルでの反省と謝罪として理解されるのかもしれない。