マネジメントって教わるものなのか。
(ダイバーシティ進化論)サービス産業型のマネジメント とがった個性を生かして ライフネット生命保険会長 出口治明 :日本経済新聞
「マネジメント」って、その会社や事業のステージによって、必要な要素が大きく変わる。これを無視して、「マネジメントとは」っていう教えを実行すると大失敗することがある。
私の場合、新規事業の立ち上げ時に、割と成熟した組織と同じような「マネジメント」を持ち込んで大失敗した経験がある。
自分自身でも違和感を持ちながらの「マネジメント」。当時の上司の教えを素直に受け入れ実行していた。現場感覚的には少し違和感を持っていたが。
まぁ、自分自身に自信がなかったから、そうせざるを得なかった感じかな。
マネジメントは、そのステージによって、変わるものという前提を認識する。
そして、それはマネジメントを担うものが、自分の意思、意志で最終的には実行するということ。
謙虚に自分を信じること。
最後はそれだ。
「なんとかテック」と名乗れる条件を考えてみた。
(Beyond the Finance)(3)気がつけば投資家に スマホで身近、運用に革新 :日本経済新聞
フィンテックに代表されるように、「なんとかテック」は、今やなんでもありだ。
言ったもん勝ちみたいになってるけど、あえて「テック」と呼べる条件を考えてみる。
それは、覇者がある業界に対して、あたらしい事業者が最新のテクノロジーを使って新たな付加価値を生み出していること、と言えるのではないか。
保険業界も、「インシュテック」とか言ってるが、これは既存勢力が言ってるのであって、上記の定義においては、「テック」に入らないことになる。
これから、何テックが出てくるかわからないが、上記の定義を元にその価値を見極めるとわかりやすいと考える。
銀行より銀行になるかもしれないのは誰か
(Beyond the Finance)(2)支払いのない世界 決済に異業種、溶ける境界 :日本経済新聞
これ、本当に近い将来だと思う。想像しているより早く。
そのとき、安全性の確保が当然重要になる。物理的な強盗リスクはなくなるが。
ブロックチェーン、そしてその先の技術も含めて、全世界の政府、そして民間が手を組み、「現金のない世界」に向かうかもしれない。
そのとき、本当に銀行は必要か。
銀行以上に安全性の高いシステム構築したものが、その時代の銀行になるかもしれない。
知力を養う任を担う、新聞メディア
ネットメディア社会において、もしかしたら罪になるかもしれないのは、「自分に興味のある情報しか目に触れなくて良い」ことだ。
とくに、AIが進化することで、その傾向は強くなるだろう。
大量の情報があるがゆえに、逆に、視野の狭い情報収集になる。
人の知力を養うのは、自分とは違う意見、知らない世界を知り、それに対して自分がどう考え、将来のためにどう動くかだと思う。
ネットメディアだけで生活すると、その可能性が少しずつ、小さくなっていくかもしれない。
そこで重要になるのが、歴史あるメディアなのだろう。
とくに新聞。伝える手段は、紙でもネットでも良い。
人間の知力養成に重要な役割があることを十分に意識、理解して、その任に当たって欲しい。
SNSポリティクス時代の新聞社の役割
(核心)世論形成が危ない SNS政治に「待った」 論説主幹 芹川洋一 :日本経済新聞
新聞だろうがテレビだろうが、その手段は何でも良いし、時代にあった形での世論形成の方策があるだろう。
大切なのは、「誰が」その情報を発しているか何だと思う。
SNSを通じて発信、共感される情報に対して、新聞社、記者が客観的な評価をいれながら、冷静な批判をしていく。
SNSがダメだ、では、新聞社も終わりだろう。
右の人間ではないけど、象徴天皇は日本にとって必要なんだと思う
「象徴天皇」って、なんだかどうにも説明できないけど、このベトナム残留日本兵の奥様の、天皇に対する気持ちが、まさに「象徴天皇」って、こういうことなんだな、ってのを説明してくれている。
いわゆる、心の拠り所なのかな、日本人にとって。
無神教だと、心の拠り所がない。
天皇陛下は神様でもなく、一人の人間だけど、だけど、「この人に優しく声をかけられたら、なんか救われた気がする」っていう存在。
そういう存在になるための努力は計り知れない。
なんだろ、理性の塊というか。そういう意味では、人間らしい本能を抑えているというか。
私は、右の人間ではないけど、でもこの天皇陛下の存在っていうのは、やはり日本人にとって必要不可欠だし、本当に国がやばいことになった時に、一言言葉を発することで救うことができる、最後の存在なんだろう。それが「象徴」たることなのではないだろうか。
ヤマト運輸が投げかけた、「価値」と「対価」の正常化
今回のヤマト運輸の労働環境見直しは、これからの「便利」に対する付加価値に大きな影響を投げかけた。
「便利さ」を「無料」で得られるサービスを当然のように求める国民性。
それは、ITの普及により加速した。
これから始まるAI革命。
人々は何に価値を感じるか。
その価値には、それ相応の対価を払う必要があるし、企業は当然それを求めるべきだ。