防衛省内の「非暴力テロ」は、トップが脆弱だと認識されてしまったから起きた。
この問題、まぁ、大規模組織においてよくある「非暴力テロ」みたいなもんで、ある派閥が冷遇されたときに、権力者に対して弱みを突く戦略だろうな。
自衛隊の場合は、背広組と制服組とか、陸海空軍間の主導権争いとか。
リーダー、つまり防衛大臣が人心掌握していれば問題ないのだろうけど、そういう状態ではないってこと。
テロを仕掛けている人たちは、防衛大臣を攻めたいのではなく、自分たちの派閥を押さえつける他派閥を陥れたいわけだ。
トップがしっかりしていればそんなことは起こさないから動かないんだろうけど、トップが脆弱なことがわかったから、行動に移したという構図が見える。
まぁ、良い学びとして、稲田さんはまた次の機会を得られるように出直すしかないな。
頭の良さだけでなく、「人心掌握」の術をつかむ(法律の範囲で)こと、これが政治家として成功する上で、最も重要な能力の一つなのだろうから。