ビジネスの環境が変わっても絶対に大切にしたい原則
リユース業界のCtoBtoCのビジネスは、メルカリなどの登場により、CtoCビジネスに取って代わられる勢いだ。
「B」を挟まない分、手数料が抑えられ、ものを売りたい人と買いたい人双方に金銭的なメリットを受けやすくなる仕組みが、スマホの進化により、とても手軽になり、その手軽さを体感させることのできるプロダクトを提供する事業者がのし上がっている構図。
しかしながら、世の中の動きは早い。
「PtoP」ビジネスの可能性だ。
仮想通貨の新たな可能性をつかんだビットコインを支える技術、「ブロックチェーン」の登場により、「CtoC」といえども存在する中間業者、すなわち、プラットフォーマーが不要でかつ信頼性の高い取引を可能にする経済圏が生まれ始めている。
「CtoC」は「PtoP」との戦いに挑むことになる。
このインターネットビジネス同士の戦いの間隙に、もしかしたら「リアル」の特性を生かした戦いをする、旧来事業者の再興があり得るかもしれない。
もちろんこれまで以上の市場規模はないかもしれないが、リアルを望む人々のターゲティングは鮮明になりうる。
ビジネス環境の移り変わりは目まぐるしい。
外部環境の激しい変化に応じて、内部を変えるべき速度は日に日に増す。
しかしながら
誰にどんな価値を提供したいのか。
ビジネスの根本はそこだ。
どんなに環境が変わっても、その根本原則さえ明確になっていれば、順応出来るはず。
どの道をいくべきか。
激しく変わりゆく外部環境の中でも、経営判断を支えるものは、
誰にどんな価値を提供するか
の定義に他ならない。