日本バスケットボール 2リーグ問題。 ポイントは「理念」と「リーダシップ」だと思うが、見事に川淵さんが捌くのではと、ドキドキワクワクしている深夜2時。
時事ドットコム:川淵氏が改革チーム主導=リーグ統一案、6月まで議論−バスケット
バスケットボールのプロリーグ化への動きが始まったのは、1993年 サッカーJリーグが開幕した頃だそうです。
それから20年超。
協会がプロ化に二の足を踏む中、分裂した2つのトップリーグ。
ついには世界から、資格停止処分。
トップリーグの分裂経緯については、こちらの記事に詳しい。
JBLとbjリーグの統合はなぜ進まないのか?|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva|Otherball
この長い月日をかけたいざこざを、約5ヶ月くらいでまとめ上げるというとてつもない大仕事を、Jリーグ初代チェアマンの川淵さんが主導するというのは、非常に興味深い。
上記の記事にもありますが、サッカーの日本リーグって、そもそもプロ化は不可能って言われていたらしいですね。
それを、確固たる理念と信念でここまで成長させてきた、Jリーグ関係者の努力は並大抵ではなかったのでしょう。
うん、私は「理念」や「コンセプト」、「リーダシップ」の差だと思います。サッカーとバスケットの差は。
「誰のための」「何のために」「なぜ」プロ化をするのか。
バスケットボールに携わる人たちが納得、共感する理念。
それを実現するために、筋を書いて、あらゆる人を巻き込み、味方につけながら道を作るリーダーの存在。これが、バスケットボール協会にはなかったのではないでしょうか。
ちなみに、bjリーグとNBLのホームページに、両者のビジョンや理念の記載があります。
bjリーグ宣言|バスケットボール|プロリーグ|bjリーグ公式サイト
↓NBL
比較すると、bjリーグの方が、明確。誰のために、何のために、なぜ、バスケットボールのプロリーグが必要で、私たちがどうあるべきか、わかりやすいし、共感できる。
まあ、 NBL(当時は違う名称ですが)が古い体質で、その変わらない考えや行動に嫌気がさして、独立したリーグですから、より研ぎ澄まされた理念を持っているのでしょう。
私のような、浅〜い知識(とはいっても、中学時代はバスケットボールに明け暮れ、NBAを毎日ビデオで視聴していたバスケット少年であった)でも、問題が深〜いことはわかりますが、これを川淵さんがどうさばくのか。
イノベーション、リーダーシップ、組織論的な観点で、見守り、勉強させていただこうと考える次第なのであります。