アウン・サン・スー・チー氏に見る、政治の理想と現実
スー・チー改革、道険し 米欧の期待と落差 ミャンマー、紛争続き国軍に配慮/中国に接近 :日本経済新聞
スー・チーさんといえば、我々世代(三十代)からいえば、社会の教科書にも出てきた、生きる伝説みたいな人。
「民主化」に非暴力で挑み、軟禁生活を続けながらも平和的な戦いを続けてきた人。
そんなスー・チーさんが、いざ自らの手に政権を収めたのちの行動はどうなのか。
とても「現実的」だ。
第三者が見ていたスー・チー像とは違い、時には強引な手法を持って、自らの理想に近づけようとしている印象。
手段として、何が正解かわからない。
ただ、目指す方向はぶれていないか、いつのまにか変わっていないか、国民を欺いていないか、それをしっかりと見る必要がある。
日本はどうか。
政治を担う人たちの目指す国のあり方を理解し、本当にそれを目指しているのかどうか、行動しているのかどうか、そこをしっかりとウォッチし、選挙という手段でジャッジするのが、国民の務めだろう。