今村前復興担当大臣の発言から見える、政治家としての根本的な考え。
今村復興相を更迭 「東北でよかった」震災巡り発言 :日本経済新聞
長期政権によるゆるみやたるみ、っていうけど、なんか違う気がしてきている。
なんだか、「緊張感を持っていれば、本音を隠して、建前でモノゴトを語れる」と言っているように聞こえてしまう。
おそらく、今回の発言は本音であろうし、人口の比率として考えれば理屈としてはあっている。
しかし、この政治家の根底の考えとして、10万人が亡くなるより1万人の方がまだマシということ。
これを軽々しく言えるということは、たとえば北朝鮮がミサイルを撃ち込む可能性があるときに、最後まで一発も打たせないように動くのか、それとも人口の少ないところだったらやむを得ないと早々に判断してしまうのか、ということと関連しないとは言えない、とても重大な思想だ。
結果的にどうなるかは別として、何を目指すかという部分。
有権者は、政治家の言動から、その本音をしっかりと見極めて、判断すべきなんだろう。