トランプは方針を変えたのではなく、手段を変えているだけ
(FINANCIAL TIMES)シリア攻撃はらむリスク チーフ・フォーリン・アフェアーズ・コメンテーター ギデオン・ラックマン :日本経済新聞
権力を誇示し、世界の大国としてのプレゼンスを高めてきた習近平国家主席。
その習氏が初めて押され気味な様相を呈している。
押しているのはトランプだ。
トランプは、選挙前と方針が変わったと言われ始めているが、そうではないと考える。
方針が変わったのではなく、手段を変えているだけだ。
「アメリカンファースト」の大方針は変わってない。
アメリカンファーストを実現するための手段を、情勢に応じて変えているだけ。
取る手段が、おそらく、習近平の予測を超えているのだろう。
軍事力がアメリカに到底かなわないのを中国は知っている。
そして直接的な軍事行動を起こさないことも知っている。いや、知っていた。
どうもそれが、トランプはちがうかも、となった。
その中で日本の役割は。
正念場だ。