働き方改革を行うために、まずやるべきこと
仕事の進め方・社内風土改革 生産性向上のカギに :日本経済新聞
働き方改革の本質は、企業の国際的競争力強化、日本の人口減に伴う働き手減少への対応という点だ。
その意味で、経営者にとって喫緊の課題であることは明らかだ。
改革のスタートは、現場に任せるべき事案でなく、トップダウン的な動きが重要と考える。
やはり日本の風土として、「たくさん労働している方が認められる」っていう雰囲気は免れない、今のところ。
これを変えるには、上が変わらないと始まらない。
では、経営側はまず何をするか。
まずは、現状分析だ。
どの組織がどんな業務をどんな目的で、どのくらいの時間をかけているのかの洗い出し。
そして、排除できる要素を洗い出し、今まで排除できなかった原因の調査、改善方法の検討と計画。
改善方法の検討には、単純に業務を減らすこととテクノロジーで解決できることを洗い出す。
あとは、実行と検証のサイクルをまわすだけ。
トップダウン的にスタートするにあたり、改革を実行するための組織も重要だ。
組織横断的に人材を招集し、改革専門チームを組織する。
一時的に現状の組織が弱体化しても、ある程度能力があり、現場を知っている人員で組成することが重要だ。
ところで、トップダウンというのを、もっと国家的に考えた時、官僚組織はどうなんだろうか。
本当に日本の生産性を上げたいなら、国自体が変わるべきだ。