habinyo’s diary

日々のニュースに対する思いを徒然に。自らの考え、軸、信念を確かなものにするために更新します。

AI同士の戦いを抑えるのは人間だ。

富士通系、企業ネットワークの脆弱性 調査サービス :日本経済新聞

 

インターネットを取り巻く環境では、常にセキュリティは重要課題だ。

 

特にこれからの時代、IoTが世の中で当たり前の存在になろうしている中、悪意のある第三者による攻撃ターゲットは無数に広がっていく。

 

IoTを実現する重要な要素の1つはAIだ。

世界中のモノがインターネットにつながって、膨大なデータが蓄積され、それを分析し、未来の予測を助ける役割をAIが担う。

 

セキュリティに話を戻すと、悪意のある第三者も当然ながらAIを活用するだろう。

様々な攻撃結果データを蓄積し、AIが次のブロック予測をし、ありうる脆弱性を予測し、攻撃ターゲットを提案する、なんてことが起きるかもしれない。

 

そうなったら、人工知能同士の戦いだ。

 

新しい技術は、それを社会に役立てようとする側と、悪用しようとする側が必ずいる。

それは、AIの意思ではなく、人間の意思だ。少なくともスタート段階では。

 

悪用させないようにする制度や仕組みは、国家レベル、世界規模レベルの政治的課題だ。

 

あっという間に次の技術が汎用化される時代。

ぜひ各国政府には神経をとがらせていただきたいし、日本政府もその分野でしっかりとリーダーシップを発揮できる状況を作っていただきたい。