habinyo’s diary

日々のニュースに対する思いを徒然に。自らの考え、軸、信念を確かなものにするために更新します。

何はともあれ憲法を反しないこと。

参議院での安保法案審議が進んでいます。

まぁ、色んな論点が出てますが、私はただの一点。憲法を違反している恐れのある法律を作っちゃいかんということ。
当然、国会議員の誰もが戦争をしたいと思ってる人はいないと信じてるし、戦争をするための法律だとは思ってはいないけど、憲法に反する可能性のある法律をときの権力者の「解釈」により、憲法を法律に適用するのは絶対ダメだ。

私は大学の卒論で、なぜ、日本があの戦争に突き進んでいったのかを、在郷軍人会という地域的な組織の活動の観点から明らかにするというのを書いた。

そこでわかったことは、太平洋戦争に向かう直前まで、かなりの反戦世論が存在していたということだ。

しかし、軍部が既成事実を作り上げ、それを国民に浸透させるための地域組織を組成していった。

今の時代に、日本が同じような道を辿るとは思えない。
しかしながら、権力を手にしたものが、既成事実を作り上げ、それに乗っかっていった人たちがさらに権力を持ち、蹂躙したという事実に目を背けてはならない。

歴史は連続性を持つ。

一つの事実が、未来を作るのだ。

権力者が本来与えられている権力を超える事実を作ってはならない。

権力者の権力を縛るために存在する憲法に反する可能性のあることについては、正々堂々と、憲法を変えることを提示すべきだし、そしてその事実を作り上げることについて、国民に信を問うべきだ。

安保法案はただそこに尽きると思う。