スタートアップ業務アプリサービス、結局成功するためにやるべきことってこういうことなんじゃないか。(具体的な話ではなく方針的な話)
今、本業では、業務系スマホアプリのスタートアップをやってます。
将来的にはC向け流行らせいく予定ですが、
当面1年くらいは、とある業界に特化した業務系として展開していきます。
(PRを目的としたブログではないので、あえてサービス名とかは伏せます)
さて、スタートして1ヶ月程度ですが、
なかなか、ガリガリ利活用していただく状態にはなっていません。
スタートアップで、世の中にガチンコ競合といえるサービスがなく、
新しい価値の創造をお手伝いするものであるがゆえ、
初めからガリガリ使っていただけるとは思っていませんでしたし、
今のところ、ほんの一部の方に試しいただている段階ではあります。
とはいえ、ほんの一部の中の、ほんの一部の人しか日常的に使える状況になっていないのは問題であります。
これから、問題を分析して対策を実行していくわけでありますが、
使えてない方々は大きく2つに分かれると考えています。
1)新しい価値の創造の可能性を感じており、活用したいが、利用できていない。
(=ポジティブユーザー(仮))
2)新しい価値を理解しておらず、利用していない。
(=ネガティブユーザー(仮))
1)については、さらに3つに分解できると考えています。
①使い方がわからない
②日頃の業務に落とし込めない
③不具合が発生していて使えない
2)については、なかなか分解しようがないので、そのままで。。。
さて、これからどういうアクションをこちらが取るべきか。
新しい価値を創造するものって、よほどリアルタイムに時流に乗ったものでない限りは数ヶ月でユーザーが激増するのって難しいと思っています。
よってもって、価値創造に対する可能性、期待を持っていただいた方に、本当にその価値創造に結びつけていただくようサポートすべきだと考えています。
つまり、上記の2分類において、2)の方々には大変申し訳ないですが、1)の方々に徹底的にサポートさせていただこうと考えているところであります。
2)の方々が本気でやってみようと思うまでは、かなりの時間を要すると考えます。
また、こちらから働きかけても難しく、やはり自発的に関心を持って使ってみたいと持っていただける状況を作っていくことが重要だと思ってます。
ちなみにこの業務用スマホアプリは、各個人が営業ツールとして活用できるものでして、それを会社として導入していただくモデルのものです。
したがって、同じ会社の中でも、ポジティブとネガティブが共存します。
そして、ポジティブは今の所、10人に一人くらいの割合です。
まぁ、そんなもんですよねー。
今まで新規サービスをいくつかやってきましたが、今までは、10人に9人のネガティブな人をいかに使っていただくかを考えてました。
たまたまうまくいくこともありましたが、今一度冷静に考えると、やるべきではない選択だったと思います。
それよりも10人に一人のポジティブな人々を徹底的にサポートして、期待以上のサービスを作り上げることが、結果近道なのかなと。
10人に一人の周りにいる、ポジティブ予備軍の方々が「え、いいサービスっぽいな」と思っていただく流れができれば良いんです。
つまり、残りの9人のうち一人が、先行者についてきてくれるモデル。
2割がヘビーユーザーになっていただければ、多分その先は続くでしょう、というのが経験からくる感覚です。
となると、10人に一人のポジティブユーザー(仮)が、活用できない理由、「なぜ」を上記3分類で整理し、徹底的にスピーディに解決していくことが重要。
もちろんその前提として、新しい価値創造の追求があるべき。
そしてそれはユーザー側に答えはないもの。
スタートアップサービスを”上げていく”ために考え実行すべき方針をまとめると、
・提供したい新しい価値は、サービス提供側がぶらさず追求すべき。
・その上で、ポジティブとネガティブにユーザーを分類する。
・ポジティブとは、あくまで価値を理解、またはその可能性を感じ、期待してる人。
・ポジティブがこちらが想定してるように活用できていない(スタートアップ系はほとんどそうであるはず)理由を大きく3分類に仕分けし、具体的な問題点の洗い出し、課題設定をする。
・そしたら、徹底的にそれを解決する手段を実行するのみ。ネガティブユーザーには目をつぶる。(もちろん、悪い意味でなく、将来、そのような人にも価値を感じていただき、使っていただくことで幸せになっていただくための選択、決断である)
ってことだと思います。
自戒と明日からの行動への頭脳整理を兼ねて。