ネット販売は動画の時代。「誰から買うか」がネットでも求められる時代になってきた。
ネット通販、動画花盛り 1分で商品紹介、生中継も Cチャンネル、画面ボタンで購入/メルカリ、買いたい人が直接質問 :日本経済新聞
スマホの普及と、洗練されたUIにより、スマホでモノを買うだけでなく、スマホでモノを売ることが当たり前になってきた。
メルカリの出品の手軽さは、人々に、「自分も小売が簡単にできる」という体験を与えた。
しかし、人がモノやサービスを買う場合、もちろんそのものの質を見極める必要があり、同時に、それを売る「人」がどんな人であるかも重要。
ネット販売ではこの見極めが、とても難しく、その販売する人のSNS、ブログなどを通じて理解、把握するしかなかった。
それが、動画の時代になった。
誰もが「テレビショッピング」の出演者になれる。
同時に、「売る人」が見えることで、「人」による選別も出てくる。
ジャパネットの高田社長みたいなもんだ。
これから、「カリスマ販売員」が出てくるのだろう。
と同時に、顔の見えない人は淘汰される時代になるはずだ。
自民党の西川氏の国会軽視発言。これ、即刻辞職レベルの失言だぜ。
政府の日欧EPA説明資料「国会なら分からなくて結構」 自民・西川氏が発言 :日本経済新聞
この発言、過去の数多ある失言の中で、最上級クラスのやつだと思うんだか。
国会を軽視しているって、つまり、国民が国を託し、選挙という民主的な方法で選んだ人たちが、国の今と未来を決める最高機関を、「どうでもよい」と思っているということ。
これ、言い訳しようとしても無理なやつだ。
誤解を招いたって言っても、無理なやつだ。
稲田防衛大臣の失言の比じゃないぜよ。
自民党が都議選で負けたのは、国民、都民に向いた政治をしてなかったから、って石破さんが言ってたけど、まさにそれを象徴する発言。
即刻、議員辞職をしてもよいレベル。
誰のための政治をしてるんですか?
イシバノミクスはあるのか。
石破さん、よく出るなー。
このタイミングだってことなんだろうな。自分の名を上げるのは。
現政権、与党執行部のブラックボックス、脇の甘さを攻める。
北朝鮮を中心とした外交、安保をどうするか、ここについてはおそらく今の政治家の中で最上位の専門的知識と考えを持っている(印象を国民に持たせることに成功している)。
小池さんの戦友である。
前に出るタイミングとしては、勝負する時期だということだろう。
しかし、歴代の政権を見ると、やはり国民の関心事、「経済」にどう結果を残せるか、次第だ。
安倍政権が長く続いているのは、「アベノミクス」一点に尽きる。
アベノミクスがどうもおかしいぞ、って時期から、雪崩のように問題が出て来た。経済で目に見えた結果が出なくなると、あらゆる問題が、表に出させる。
政治は結果。
石破さんが、「政治家」として日本をどういう形にしていきたいのか、どういう「結果」を出そうとしているのか、そろそろ具体的な「争点」を知りたいところだ。
ここから半年の各党の動きが、この先五年の日本を動かすだろう。
TPP11交渉に弾み 日欧EPA 日本、GDP0.29%上げも :日本経済新聞
自民党、安倍政権の支持率が下降し、都議選の歴史的敗北、内部からの不満噴出が出る中、絶妙なタイミングでの、今回のEPA大枠合意。
「経済政策最優先」で国民の支持を取ってきた安倍政権がもう一度復活するには、やはり「経済」しかない。
ただ、今の国民が向ける視線は厳しい。
成果を求める。それは賃金が上がっていること、消費が上向いていることを実感できるかどうか。
ここから矢継ぎ早に出せるかどうか。
野党は、スキャンダル追求戦略を取ってくるだろう。
それを上回る経済政策アジェンダを提示し、野党のスキャンダル追求をかわせるかどうか。
それがうまくいけば、「野党もワイドショーネタばっかりやってないで、より良質な経済政策を出せよ。政権交代しても頼りねーから、やっぱ自民党だな」っていう野党不信が加速するし、都民ファーストの勢いも遮断するだろう。
どの党にとっても、ここから半年が、この先五年の行く末を決めるだろう。
野党が突っ込むべきは、経済政策。それができなければ、自民党は安泰。
税収 2兆円下振れ 経済好循環戦略に影 昨年度当初比 予算編成にも制約 :日本経済新聞
安倍政権がこれまで高い支持率を保ってこれた最大の要因が、「経済」だ。
第一次安倍政権では、本来国民が最大の関心を持っていたそのアジェンダを重視せず、安倍さん自身の政治家としてのこだわりに固執した結果、約一年で終焉した(体調不良が公の理由ではあるが)。
第二次安倍政権ではその反省を生かし、「経済」を第一に考える政府として、「アベノミクス」を推進。経済の一定回復を実現した。(少なくとも外形的な指標において)
その成果を持って、安保法制の改正、憲法改正への道筋といった、安倍さんが政治家としての実現したいことを反対意見も受けながら、経済政策への期待による支持率を味方に、推進してきた。
与党や政府の失言などがあっても、支持率に及ぶこともなかった。
さて、政権を支える「アベノミクス」がだいぶ怪しくなってきた。
税収も減ってきた。
プライマリーバランスの黒字化も相当怪しい。
延期してきた消費税を上げることもできそうにない。
デフレ解消が最大のテーマだったが、その気配は見られない。
そこにきて、小池新党だ。
国政で考えた時に、政策的には、自民党と変わらないだろうが、劇場型で世論を巻き込んだ。
実に良いタイミングで。
他の野党、どうするか。
突くなら今だ。
ワイドショー的な話題の追求も、一面では必要だが、本丸は経済政策。
二面攻撃ができるかどうか。
本丸の経済政策を国民に示せる政党が出るかどうか。
それが出なければ、自民党は安泰だろう(安倍政権かどうかは別として)
やっぱり起業家が好き。
(Deep Insight)暴走ウーバー 革新どこへ 本社コメンテーター 村山恵一 :日本経済新聞
読み応えのある良記事だった。
業界、世界を変えるイノベーションを実現するには、とかく「変人」の力が必要だ。
しかし、ある程度その状況が作ることができたとき、それまでの「変人力」そのままに突き進めるかというとそうでもなくなる。
それが、ジョブズがアップルを一度追われたタイミングだった。
ウーバーのカラニックも今その時を迎えているという見方は可能。
再登板があるのか、ないのか。
あるとしたら、ウーバーが市場を追放される危機的状況の時。
シェアエコノミーという、新たな経済システムの台頭に大きな役割を果たしたウーバー。
このまま終わって欲しくないし、やはり起業した人がもう一度エンジンを吹き上げる姿を期待してやまない。
流れを読む力と自分の実力を知る力が政局を左右する
おごり・緩み、もろさ露呈 安倍1強 危機感薄く 保守層、都民フに流れる :日本経済新聞
こんなにもあっという間に「安倍一強体制」が脆さを見せるとは。
政治、政局というのは難しいですね。
これまでだって、何度も大臣や与党議員の不祥事、失言があったし、安保法制だってあったし。それでも選挙では強かった。
それは、「アベノミクス」があったからじゃなかろうか。
正確にいうと「アベノミクスへの期待」があったから。
しかし最近は、「アベノミクス」って言葉がメディアを通じて聞かなくなってきた。
安倍政権になってから四年くらいですか。
期待ほど大きく変わってなく、物価上昇も達成できず。プライマリーバランス黒字化もどうやら怪しい、消費税も曖昧。
それでも強引な手法で国会議論を進めるという状況。こういった背景で失言、不祥事疑惑。
猪瀬さんや舛添さんは、自民党でないけど、自民党寄りに見える中、自民党なのに自民党を敵にした、小池劇場。
すべてはつながり。流れ、時流がある。
それを捉えるかどうか。
流れを読む力。
そこに自分の実力を重ね合わせられるか。
さて、小池さんに対抗するのか、流れにのるのか。
反安倍の人たちの判断やいかに。