銀行より銀行になるかもしれないのは誰か
(Beyond the Finance)(2)支払いのない世界 決済に異業種、溶ける境界 :日本経済新聞
これ、本当に近い将来だと思う。想像しているより早く。
そのとき、安全性の確保が当然重要になる。物理的な強盗リスクはなくなるが。
ブロックチェーン、そしてその先の技術も含めて、全世界の政府、そして民間が手を組み、「現金のない世界」に向かうかもしれない。
そのとき、本当に銀行は必要か。
銀行以上に安全性の高いシステム構築したものが、その時代の銀行になるかもしれない。
知力を養う任を担う、新聞メディア
ネットメディア社会において、もしかしたら罪になるかもしれないのは、「自分に興味のある情報しか目に触れなくて良い」ことだ。
とくに、AIが進化することで、その傾向は強くなるだろう。
大量の情報があるがゆえに、逆に、視野の狭い情報収集になる。
人の知力を養うのは、自分とは違う意見、知らない世界を知り、それに対して自分がどう考え、将来のためにどう動くかだと思う。
ネットメディアだけで生活すると、その可能性が少しずつ、小さくなっていくかもしれない。
そこで重要になるのが、歴史あるメディアなのだろう。
とくに新聞。伝える手段は、紙でもネットでも良い。
人間の知力養成に重要な役割があることを十分に意識、理解して、その任に当たって欲しい。
SNSポリティクス時代の新聞社の役割
(核心)世論形成が危ない SNS政治に「待った」 論説主幹 芹川洋一 :日本経済新聞
新聞だろうがテレビだろうが、その手段は何でも良いし、時代にあった形での世論形成の方策があるだろう。
大切なのは、「誰が」その情報を発しているか何だと思う。
SNSを通じて発信、共感される情報に対して、新聞社、記者が客観的な評価をいれながら、冷静な批判をしていく。
SNSがダメだ、では、新聞社も終わりだろう。
右の人間ではないけど、象徴天皇は日本にとって必要なんだと思う
「象徴天皇」って、なんだかどうにも説明できないけど、このベトナム残留日本兵の奥様の、天皇に対する気持ちが、まさに「象徴天皇」って、こういうことなんだな、ってのを説明してくれている。
いわゆる、心の拠り所なのかな、日本人にとって。
無神教だと、心の拠り所がない。
天皇陛下は神様でもなく、一人の人間だけど、だけど、「この人に優しく声をかけられたら、なんか救われた気がする」っていう存在。
そういう存在になるための努力は計り知れない。
なんだろ、理性の塊というか。そういう意味では、人間らしい本能を抑えているというか。
私は、右の人間ではないけど、でもこの天皇陛下の存在っていうのは、やはり日本人にとって必要不可欠だし、本当に国がやばいことになった時に、一言言葉を発することで救うことができる、最後の存在なんだろう。それが「象徴」たることなのではないだろうか。
ヤマト運輸が投げかけた、「価値」と「対価」の正常化
今回のヤマト運輸の労働環境見直しは、これからの「便利」に対する付加価値に大きな影響を投げかけた。
「便利さ」を「無料」で得られるサービスを当然のように求める国民性。
それは、ITの普及により加速した。
これから始まるAI革命。
人々は何に価値を感じるか。
その価値には、それ相応の対価を払う必要があるし、企業は当然それを求めるべきだ。
国会、官公庁、自治体の会議資料ペーパレス化で、税金のムダを減らそうぜよ。
ビッグデータの活用のための環境づくりは、個人情報が守られる環境作りにもつながる
(きょうのことば)ビッグデータ 膨大な情報、AIで分析 :日本経済新聞
ビッグデータの活用に関する議論は、常に「個人情報保護」の問題と隣り合わせだ。
多くの人は、「自分の個人情報が意図せず使われてしまう可能性が広がるのでは」という懸念を持つ。
今回の情報活用の指針作りを通じて、私は逆だと考える。
つまり、個人情報が守られる方向に進むと捉えている。
なぜなら、グレーゾーンがなくなるからだ。
グレーゾーンがあるから、人は不安を持つ。
ここからここまではOKで、これ以降はNG、っていう決まりを作った方が圧倒的に安心、安全だ。法律で縛れば、ルールを破ったものが処罰される。グレーにしていると、その隙をつく。
その辺をしっかりと決まりを作る側も伝えて、安心できる環境づくりをしてほしいな。